ジャンル画像 この指とまれ!

めけめけ / 一般文芸 / 長編 / エンタメ小説

最終更新:2014/07/29 総合PV:10104 総合UU:5600

作品作品推薦

 何でもない風景の中にみつけた非日常の風景。
 筆者の知人が町で見かけた指を鼻の穴に入れてぼーっと立っている女性。
 そのエピソードを聞いた時、筆者はいろんなことを妄想してしまいました。
 その女性はなぜ、鼻に指を入れたまま、そこに立ていたのか、何かの罰ゲームなのか、或いはそれを見たという知人の見た幻覚なのか……

2014/07/29 もうひとつの第4話加筆しました。
奇妙な話 2014/08/07
by yokosa
内容:☆+0.5
文章:☆
個性:☆

『世にも奇妙な物語』あたりでドラマ化されてもおかしくない、奇妙な話……オチにもう一捻りあれば。
 恐らく、最も注力したと思われる第三話はとても面白い。しかし、オチでちょっと肩透かし。第三話の盛り上がりを引き継いでの第四話なのだから、それ相応のものが欲しかった。穴とはエアポケットのことだったのだろうけど、物足りなさがある。現状コンパクトにまとまっているが、出来ればもう一捻り、二段オチのような形が良かった。
 第一話、二話は導入部としては長過ぎるきらいを感じる。半分ぐらいの分量で良かったのでは。

 本作を投稿途中で発見して読み始め、未投稿分を別サイトで拝読したところ、衍字がいくらか目に付いた。『YOUは小説家』への投稿完了後に改めて目を通したが、そこは修正されていなかった。別サイトに投稿し直すのであれば、一度見直した方が……

(八月七日追記)
 いつの間にか話が追加されていたので、こちらも改めて。追加の理由については特に言及されていないものの、時期的に前記のレビューに対する返答だと受け止めた。
 追加された話で、より『世にも奇妙な物語』“らしい”仕上がりになった。完成度は上がったが、敢えて難を言うならば、あまりにもストレートに『世にも奇妙な物語』になってしまったことだろう。これは迂闊にもこちらが具体例を出してしまったために、その印象に作者が引っ張られたせいなのではないかと思う。余計なことを言ってしまった。
 この話は、日常の中に入り込んできた異物があって、その異物を異常と思わない人物がきっかけとなり、主人公の思考/行動に変化を与える、というのが本来のプロット。追加された話はその筋から逸脱していて、帰結としては良くても、全体で見ると歪になった印象を受けた。
 レビューを受けての加筆でこう言われては立つ瀬がないと思う。申し訳ありません。
 しかし、レビューに対するリアクションというのがレビュワーの思い込みでしかない可能性もあって、そうだとすると実に滑稽な独り相撲である。
 ざっと見たところ、加筆と同時に衍字も修正されたようだ。
 以上を踏まえて加点0.5~0.7ぐらいとしたいが、細かい操作が出来ないので星四とした。悪しからず。
red18